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デサントの社長、退任へ
ついに、ですね。
ほぼ、予想された展開通りかと思います。
これまでの経緯
このデサントと伊藤忠の確執は
昨年秋から取りざたされていました。
2018年06月 伊藤忠の岡藤会長兼CEOが石本社長と会談も決裂
2018年07月04日 伊藤忠がデサント株を買い増し。25%から3回の買い増しで29.8%に引き上げ。
2018年08月30日 ワコールホールディングス(HD)とデサントが包括的業務提携
2018年10月30日 決算会見で石本社長が伊藤忠への不信感を表明。
2018年12月 デサントから伊藤忠にMBOの提案
2019年01月31日 伊藤忠によるデサント株に対するTOBスタート。5割のプレミアムを上乗せして1株あたり2800円で買い付けを表明。
2019年02月07日 伊藤忠が仕掛けたTOBに反対する意見を表明
2019年03月15日 伊藤忠によるTOB成立。721万株(9.56%)を200億円で買い付けし、株式保有比率が30.44%から40%に上昇。拒否権をもつ3分の1を超えた。買い付けには2倍以上の応募があった。
2019年03月17日 デサントの石本社長、退任へ。
誰のための独立か?
2013年、現社長が就任したときから、
この確執はあったようです。
そもそも、現社長の就任を伊藤忠側が知らなかった。
それに役員をもっと送り込みたかった。
6年間の、お互いのすれ違いが膨れ上がり、
収集つかない事態となったということでしょうか?
デサントは伊藤忠を敵に回して、勝てると思っていたわけでしょうか?
もしそうなら、デサントの見込みは甘すぎるとしかいいようがありません。
もっと、したたかに、大局を見れなかったのでしょうか?
本当は社員のため、ブランドのために
独立という道を考えたのではないでしょうか?
それがいつしか、独立することが目的になってしまった。
それが敗因の原因だと感じます。
まとめ
社長の退任が決まったことで、
デサントの社員もブランディングも
伊藤忠の手に委ねられることになってしまいました。
両社のプライドで、ブランドが毀損されないことを
心から祈りたいと思います。