ストーリ型のインフォマーシャル(インフォメーションとコマーシャルを合わせた造語でCMのひとつ)に最近、違和感が高まっていました。
ゆえに、このニュースはなるほどでした。
2017年は「ストーリー」型マーケティング終焉の年にhttps://t.co/Vm1oRryAtv#マーケティング #コンテクスト pic.twitter.com/7g0hhQqrLX
— Forbes JAPAN (@forbesjapan) December 20, 2017
ただ、正直読んでもよくわからない。ナラティブってなに?ってことで調べました。
ナラティブとストーリーの違い
ストーリーもナラティブも辞書で調べると「物語」という意味ですが、ナラティブのほうが「自分の口で話す」というニュアンスが付加されているみたい。
つまり、これまでは他人の口で説明されていたストーリーを、自分で語り、自分ごとにさせるぐらいのマーケティングが必要ということですね。ブランドから消費者へのコミットが上がるとともに、消費者からのブランドのコミットがかなり高くなります。絆が強いマーケティングとも言えるのではないでしょうか?
ちなみに、ストーリーテリング・マーケティングが台頭してきたのはどうやら2013年。4年も経過すれば、マーケティング手法としても古くなるわけです。
ストーリーだから容認されるわけではない広告
個人の語るストーリーだからと容認されていた時期もありましたが、最近違和感をもつようになったのは、「あ、このストーリー、台本に書かれているのを読んでいるな」と感じたからです。
つまり、本当の話じゃなくても、わたしの話だ!と本人が言ってしまえば、これまでは逃れられていた。でも世の中そんなに甘くないですね。
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禁止じゃないけれど、小さく書くのはどうなの?ってことになったみたい。それが普通の感覚ですよね。
だから、偽のストーリーじゃなく、受取り手が自分でストーリーを話し始めるマーケティングがこれからの潮流。
難しいけれど、マーケターとしてはやりがいがありそう。