アルマーニ制服の何が悪い?

「アルマーニで制服を作るなんて!?」と論議になっています。

とんでもない。何を言っているんだ??と思います。むしろ泰明小学校の校長先生は洋服がもたらす教育について本当によくわかっている人だとわかります。

なぜ、アルマーニ制服が素晴らしいのか、その3つの理由を以下に書いてみました。

アルマーニはただのブランドではない

「アルマーニはイタリアの高級ブランド」ということしか知らない人にとって、なぜアルマーニかはわからないと思います。でも、アルマーニといえば、イギリスの生まれた堅苦しい動きにくいスーツを動きやすく、それでいてスタイルがよく見えるように、それまで常識だった洋服の作り方を根本から覆したデザイナーです。つまり制服のようなきっちり形作られている服を、着心地よく作ることができるという意味でこれ以上の人選はないと思われるほど、最適なデザイナーです。

子供達の制服ですから、外で遊ぶときに動きやすいように、考えられていると思います。そういう洋服を作れるのは、アルマーニ以外では、シャネルやわたしの大好きなアズディン・アライアぐらいしかない。ただ、アライアもシャネルもメンズ部門はないため、やはりアルマーニがベストチョイスだと言えると思います。

デザインのいい服を着るということ

反対している人の多くが、いわゆるデザインされた洋服というのを着たことがない人だと思います。一度でもアルマーニやディオール、シャネルといった海外トップブランドの服を購入して日常的に着たことがあれば、洋服が子供にもたらす効果を理解できると思います。

着てみたいとなぜわからないか?というと、それはミリ単位の微差だからです。たとえば、ウエストに入ったタックが細く見える効果をもたらしているとか、細く見える二の腕は袖の形や長さが関係しているなど、着ることで初めてわかります。ブランドの服がなぜ高いのか?をもって身をもって体験することができます。

デザインのいい服を着ると、他人からの見た目だけでなく、自分の動きも大きく変わります。そでやスカートの丈が気になって、動きにくいということがなくなるから。そしてスムーズに動けるようになり、振る舞いも変わります。

フィット感も全く違います。オーダーメイドほどではないにしても、体に心地よくフィットする形がミリ単位で考えられています。

そんなことは試着だけではわかりません。ある一定の期間に着用することで、ミリ単位の微差が大きな違いを生むことは実感できると思います。この心地よさを一度知ってしまうからこそ、お金のある人はブランドに価値を見出すのです。ハンドバッグを購入するだけでは、ブランドのよさはわかりません。

いい素材の服を着て感性を磨く

カッティングだけでなく、使っている素材も着心地に大きく影響します。当たり前ですが、いいブランドは素材にもこだわっています。その触り心地、身につけたときの包まれる幸福感や安心感、なんとも言えない贅沢感などは、やはり着続けてわかることです。

制服だからこそ、ずっと着ていても心地よさが変わらないのはとても重要なことだと思うのです。それがわかるブランドに制作をお願いするのは、とても論理的だと思います。わたしも子供がいるなら、ぜひそういう制服を着せてあげたいと思います。

制服=ユニフォームが日本の実情

制服を作っているのは、ユニフォームメーカーです。ユニフォームメーカーは安くて大量生産ができるものをこれまで作ってきました。工場のユニフォームが原点だからです。制服も工場のユニフォームと同じ考え方で作られています。つまり、2万円で販売しなければならない、という縛りの中で、利益率をどう確保するかということを考えての素材選びです。さらに着心地よりも、6年間使えるという耐久性の高い素材が重要視されているでしょう。さらに、洋服の形も動きやすさよりも、1メートルの布で何枚の洋服のパーツを取れるかという、効率のよさを最優先しています。カッティングや素材などは二の次。

アルマーニは違います。この金額で売りたいから、素材の価格はこの程度、なんていう作り方はしません。世界中から顧客が望むクオリティの素材を探し、顧客の年齢や体型、趣向に合わせたものを作り上げていきます。今回もきっと、制服だから価格に制限があったとしても、子供の教育にはどんな素材がいいか、どんな形だと動きやすいか?ということを考え抜いた上で、作られていると思います。

まとめ

肌触りのよさ、心地よさ、フィッティング感の高さなど快適さを追求した制服を6年間着れるなんて、泰明小学校の子供は幸せだと思います。全身でデザインを感じ、毎日感性が磨かれていきます。普通の制服で過ごした子供たちに比べ、感受性が豊かに育つことは、ブランドの洋服のよさを知っている人たちにしてみれば、容易に理解できることだと思います。

8万円という価格先行型で報道するメディアも、ブランド服の価値がわかっていない人たちだと思います。

高いには理由があるのです。通常よりも2万円高かったとしても、その洋服が育む子供の感性は計り知れない。それを考えると2万円なんて破格だと思います。批判するのは自由ですが、洋服が与えてくれる底力を知らない人に、泰明小学校の制服のニュースを批判する資格はないと思います。

戦後ならともかく、今の時代の子供に大量生産の安い素材で作られた制服でいいのでしょうか?それを考えるのに、いいきっかけが与えられたとも感じます。