新聞が売れないのは当然?新聞社は誰を向いて発信しているのか??

先日ホテルに宿泊したので、新聞が部屋に届きました。

久しぶりにゆっくり読んでみました。

でも、すぐに読むのをやめてしまいました。

そりゃ新聞は売れないよねと思いました。

売れないと感じた3つの理由

1. 手触りが悪い
2. サイズが大きすぎて読みづらい
3. ニュースに新鮮味がない

いまだにこんな形状でいいと考えているんですかね??

1. 手触りが悪い

相変わらず、ザラ紙を使っています。

ゆえに、手がザラザラして、

触り心地がよくありません。

さらに、手が黒くなる気がします。

すぐに手を洗いたくなります。

中断されるので、

新聞を読む気が失せていきます。

どうして未だに続けているのでしょうか?

価格の問題かと思って調べてみたら、

以下のようなブログが出て来ました。

うーん、今の読者の利便性を考えれば

ザラ紙はやめた方がいいと思います。

コストの問題でないとしたら、なぜザラ紙を続けているのでしょうか?

2. サイズが大きすぎて読みづらい

新聞は広げるとA1(A4だと8枚分)ぐらいの大きさになりますよね。

全体をふかんして見やすいサイズかと思いましたが、

どうやら違うようです。

当時は「輸入の輪転機の大きさだった」

のかもしれないけれど、

今の時代、それが新聞の大きさの理由にならない。

スマホの時代にA1サイズでいいのかと

誰か考えないのですかね?

3. ニュースに新鮮味がない

これが一番ビックリしました。

前日にテレビで見たニュース、

ラインやツイッターで

すでに読んでいるニュースが8割。

あとの2割は、だからといって、

これはぜひ読みたい!というものは全くない。

ここまで工夫されてないとは

思いませんでした。

ニュースがそれほど被っていることを

記者たちは気づいているのかしら?

紙面をうめることに懸命で

なんのために記事を書いているのか

忘れてしまっているのではないでしょうか?

読者は誰だ?

調べていたら、各紙の部数が出てきました。

出典:読売新聞のメディアデータ(販売部数、発行エリア、読者データなど)最新販売部数より

一般紙は日経新聞に比べて

部数が多いのかもしれないけれど

一般紙こそネットと同じニュースを垂れ流していては、

すぐにニーズがなくなるはず。

新聞のネット版を充実させれば

いいという考えもあるのかもしれない。

だからといって、新聞の読者を置き去りで

媒体の信頼度が保たれるとは思えない

それこそ、ふかんして、

媒体の今後を考える人がなぜいないのでしょうか??

2040年には2000万部に?

新聞が売れなくなっているというニュースを聞いて久しいです。

改めて調べてみました。

日本新聞協会の新聞の発行部数と世帯数の推移によると、

2000年に5370万8831部だったものが、

2017年には4212万8189部に減っています。

17年で約1158万部、1年で約68万部

毎年12%ずつ減少していることがわかります。

この傾向が続くと、20年後には2000万部ぐらいになりますね。

新聞社のいくつかは倒産してるでしょうし

新聞記者の年収はグッと下がるでしょう。

それも新聞社の方々は分かっていないのか

今の上層部はもうすぐ定年で逃げ切れるから

会社の将来なんてどうでもいいと

考えているのでしょうか?

まとめ

新聞はこの紙に印刷するものだから、

新聞はこの大きさだから、

新聞はストレートニュースだから、

というのは、

これまでのやり方を踏襲する

思考停止の動きでしかありません。

この20年でネットが台頭して、

ニュースを取り巻く環境は大きく変わっていて、

その変化の影響をいまはモロに受けていて

変わらなければならないのに、

変われない。

いわゆる、ゆでガエル現象です。

ものづくりの会社はそうなってはいけない。

自戒の意味を込めて、

新聞の今後を見守りたいです。

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chika

会社の人間関係で疲れたときに、ふっと心が軽くなるブログを書いています。プロフィールの詳細はこちらから。