ステークホルダーを大事にしないから【わたしが会社を辞めた理由】

ステークホルダーを本当に大事にしません。

ステークホルダーとは「消費者(顧客)、従業員、株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関など、企業を取り巻くあらゆる利害関係者」のことです。出典:野村証券 証券用語解説集

「お客様を大切にしない」という点については、先日書きました。

それ以外のステークホルダーも全くそうなんです。

ある意味、この点に関しては態度が一貫しています(苦笑)。

お取引先を大事にしない

メーカーなので商品を作ってくださるお取引先様のご協力があって、

いろんなアイデアを商品化できているのだと思います。

それなのに、相手が納期や仕様について

「できない」と言ったり(といっても、こちらの要求が無茶だったりするのですが)、

あいみつ(相見積もり)をとって値段が高かったりすると、

どれだけお付き合いが長かったとしても、

取引をいとも簡単にやめてしまいます。

それは工場に限ったことではなく、

部品調達の会社、物流の会社、広告会社、PR会社、SNS系マーケティング会社など

外注先に対する態度は全く同じです。

常に新しく、安いところと取引をしたがる。

だって、最初のうちって言うこと聞いてくれるじゃないですか。

取引先が変わるたびに、

これまでの取引先がご好意で

対応してくださっていた雑務などが

すべて現場に戻ってきます。

現場は混乱しますが、なんとかしてしまうので、

取引業者を頻繁に変えることに、幹部は違和感を持ちません。

これで、大幅にコストが下がればいいのですが、

追加で、さばき切れない業務が発生し、

結局は別の新しい会社に振り分けたりするので、

差し引きすると、以前のお取引先様との関係を続けていれば、

余分なコストがかからなかった、といったこともしばしば。

信頼関係の上に成り立っているビジネスを、

目先の利益だけで簡単に壊してしまうのです。

社員を大事にしない

社員は奴隷なのかな?と思うことがしばしばあります。

・就業時間外でも、声がけもなく、平気で会議を設定する
・断りなく、会議時間を変更する
・断りなく、既存の会議を別の会議にすり替える
・ランチタイムは1時間のみ。会議が12:00を大幅に過ぎて終わったとしても、13:00までに戻れという暗黙の了解が漂っている
・定時に帰ろうとすると、本部長から睨まれる
・外出しようとすると、本部長から睨まれる
・仕事のことであっても、オフィスであまり話してはならない
・ランチを会議室で食べてはならない(臭いが充満するから)
・社外のえらい人との打ち合わせよりも、社内のえらい人たちの打ち合わせのほうが会議室が優先される

社員は言うことを聞くのが当たり前である、と思っているふしがあります。

幹部たちは耳を傾けていると公言していますが、

全く聞く耳を持たないどころか、

少しでも「違った意見」を言おうものなら、

こちらがいかに間違っているかという論法で

攻め立ててきます(間違っていなくても)。

精神的にも追い詰められてくるので、

次第にみんな言わなくなります。

たとえ、会社の方針が大きく間違っていて、

今度の商品は絶対売れない、

お客様が離れていく、と確信していても。。。

つまり、自浄作用がありません。

言ったらいじめられる

社員の合言葉は

「言っても仕方がない」
「言ったら本部長に怒られるだけ」
「言ったら場の雰囲気が悪くなるだけ」

だから、「おかしい」と思っても、絶対に言いません。

残念ですが、わたしもそうでした。

言えば言うほど、本部長から嫌われ、

社内での立場が悪くなり、

社内で孤立し、

今度は本部長から「そもそもお前は仕事ができないのに」と

意見したことを責められて、いじめられます。

挙句の果てには、精神的にも追い詰められます。

そりゃ、うつ病で辞める人も多いわけです。

とても小さな会社だったので、

社内での立場がなくなったら、

会社にいれなくなります。

お給料をいただいている身としては、

YESマンでいることしか、残れません。

幹部はそれをよくわかっているので、

強行な態度に出ることができるわけです。

わー、書けば書くほど、ブラック企業だったじゃん。。。

まとめ

お客様を大事にしないだけでなく、

社外の取引先さまとの関係を大事にしない、

社員を大事にしない。

この一貫した姿勢で会社が繁栄できるわけがありません。

それぐらいのこと、MBA保持者の本部長も

ひいては、専務、社長もわかっているだろうに。

もし、「自分の会社も一緒だ!」と思った読者がいれば

速攻でその会社から脱出してください。

働いた期間が1ヶ月だろうが、1年だろうが、10年だろうが、

いますぐ、逃げてください!

「逃げるが勝ち」ですよ。

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chika

会社の人間関係で疲れたときに、ふっと心が軽くなるブログを書いています。プロフィールの詳細はこちらから。