もし、あなたを精神的に追い込む上司がいたら、
今すぐその職場から脱出してください。
どんな理由で辞めてもいい。
そうしないとあなたが壊れてしまうから。
仕事内容ではなく人格を攻撃
前の投稿で書きましたが、
定時で帰ろうものなら、
睨みをきかす本部長がいました。
この人が実質上、会社の経営権を握っています。
この睨みだけでも、十分怖いのですが、
少しでも「意見」をすると、
すごい勢いで攻撃してきます。
「意見を聞かせて」と言われたから
お伝えしたにもかかわらず、です。
そして、ひどいときは仕事を理由に
「あなたはこんなに仕事で成果が出せていない」
とネチネチ始まり、
最終的には人格まで攻撃してきます。
最初、これには失笑しました。
なぜなら、全く見当違いのことを責められるから。
繰り返されることで追い込まれる
ところが、何度も何度も言われ続けると、
本当にそうかもしれないと自分が思い始めます。
そして、そのうち自分で自分を責めるようになります。
こうやって、精神的に追い込まれていくのです。
間違っていることでも、何度も言われると、
自分のむしばむ言葉に変わるのだと実感しました。
繰り返されることで追い込まれる
両親に「前任者がうつで辞めていたから、やばい」というと、
「あなたがうつになるわけはないでしょう」と一蹴されました。
そんなわたしでも、だんだん追い詰められ、
体に症状が出始めました。
体がだるくて、朝の出勤時間に起きるのが困難になってきたのです。
特に本部長が出席する月1回の会議の日は、
高熱が出て、休みがちになりました。
本部長が出張で会社にいない日は逆にとても調子がいい。
完全に彼に対してのストレスでした。
「これが続くと、今度は心が病気になる。その前に脱出しないと」と思いました。
辞める理由はいろいろあるけれど、
この精神的に追い込まれたのが、辞める本当の理由です。
前任者はうつ病で辞めていた!
実はわたしの前任者、前々任者、その前の担当者も、
なんと、うつ病で辞めていました。
入ってすぐにわかったことでした。
憧れの先輩は、全く教えてくれなかった(怒)。
なぜ、そんなポジションに可愛い後輩(=私)を引き抜いたのだ!!
しかも社内の人はそんなことは一切教えてくれません。
仕事で関わった外部の人からの情報でした。
驚きを隠せませんでした。
それから、その要因を探ったら、
本部長だということがすぐにわかりました。
そこから、彼の言動に影響されないように、
気を付けるようになりました。
マウンティングに要注意
本部長は入って1週間ぐらいはとても優しい。
ところが2週間をすぎるところから、
マウンティングが始まりました。
「どの程度こいつは仕事ができるのか」を
みているのかと思いましたが、
今から思えば、
「忠誠を誓うかどうか」を
試していたのでしょうね。
わたしに対する大攻撃は
彼の知らないような専門用語を口にしてから
突然始まりました。
きっと「バカにされた」「見下された」と
思ったのでしょうね。
こちらはそんなつもりがなくても。
彼は自分に自信がないのだろうと思います。
でも、だからといって
部下をマウンティングする必要はないですよね。
そもそも、ある分野において
専門的に仕事ができる人材を採用しているわけです。
彼より出来の悪い人を採用したいなら、
どの分野もプロではなく、
手足となるアシスタントを侍らせばいいわけです。
そして、本部長が全部指示を出せばいい。
実際に、会社はそうなっています。
残っているメンバーは
言われたことを素直にしたがってやる
スーパーアシスタントばかり。
そして、彼の口ぐせは
「わたしは優秀。わたしは何でもできる。だからわたしがやる」。
どんな仕事でも取り上げていきます。
でも部下の全ての仕事をできるわけもなく、
途中で飽きて投げ出します。
マイクロマネジメントにうんざり
一番驚いたのは、メールのやりとりの全てを
本部長が知りたがったことです。
「お前が何をやっているか見えない。だから、すべてのメールのCCに私を入れろ」。
「え、こまごましたメールのやり取りが多いですよ?」と言っても、
「判断に必要だから、全て入れろ」と強要されました。
上司がマイクロマネジメントで困るという話はよく聞くけれど、
どんな些細なメールもすべてCCを入れるというケースは
さすがに聞いたことがありません。
結局、本部長はどんなことでも、コントロールして、
自分が決めないと気が済まないわけです。
ウェブサイトで使う写真1枚に至るまで。
ある意味、決断の仕事が減っていくので、
楽になるともいえます。
ですが、こんな歳にもなって、
アシスタント的な作業しか回ってこないとなると、
給与が上がるわけがなく、やりがいもない。
会社に所属する意義を見失ってしまいました。
そもそも、彼は本部長。
本部長は本部の全体を見て、
大きな判断、重要な仕事をしていただきたい。
部下の一挙手一投足のメールを確認して、
仕事をしていると勘違いしていただきたくない。
この体制が長く続いているため、
慢性的に大事な仕事は滞り、決定事項が後手に回り、
挽回するための無駄な出費が増える。
わが本部は数年間、赤字を垂れ流しているわけです。
それなのに、彼がどうしてずっとトップに君臨できるのか?
社長はなぜ更迭しないのか??
社長の弱みでも握っているとしか思えない(笑)。
それに、これだけ部下がうつで辞めていたら、
人事が動いてもよさそうですが、
たぶん人事もこの本部長に懐柔されているのでしょう。
わたしには、辞める以外に
この環境を脱出できる方法が見つけられませんでした。
だから、入社たった4ヶ月でしたが
思い切って辞めました。
まとめ
わたしが大好きな言葉があります。
Evernoteのフィル・リービン創業者が言った
「CEOは一番ポンコツでいい」
詳しい記事は以下をご参照ください。
自分より優秀な人を雇うのがCEOの役割だと彼は言っていて、
会社が成長するにはそれが必要だと目からうろこでした。
そんな、マンティングしている場合ではないのですよ(笑)。
「会社を辞めても次どうするの?」という声が聞こえてきそうです。
無責任なことは言えませんが、
でも、うつ病になって働き続けたいですかね??
わたしはたとえ、ファーストフードのアルバイトの仕事しかなかったとしても、
精神的に病むよりは、ずっとマシかなと思います。
もし、あなたにも思い当たることがあれば、
いますぐ脱出してください。
周りがどう思うかな?なんて気にしないで。
あなたのことはあなた自身で守ってください!!