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人事部だったんですけどね、私。
ところがあるとき、トップが懇親会の席で横にいらして一言、
「あなたはライターの経験があると聞きました。それだったら、ちょっと広報を手伝ってもらえませんか?」
「はい、上長がOKなら」と答えたものの、お酒の席です。
絶対冗談だと思っていたら、2週間後に上長に呼び出され、
広報を兼務することになりました。
そして、いまはタイミング的に人事よりも広報部の仕事が忙しい。
もちろん、人事もやってますよ。月末月初の仕事に、ピークの広報の仕事ですから、
定時に帰れるわけもありません。
仕事は好きだし、むしろ、いろいろ体験できているので、ありがたく思っています。
ですが、正直、この2つは兼務すべき仕事ではないと思います。
いや、勤務できるような仕事ではない。なぜなら、動きも全く違うし、使っている脳の部分も全く違う。
広報は外に発信し、外出も多く、外部の人とコミュニケーションし、華やかなイメージ。
人事は社員がいつでも相談できるように会社にいて、社員に寄り添う。
彼らが最高のパフォーマンスを発揮できるような環境をを作っている、社内にこもるイメージ。
最初は、時間を決めて「これから広報の仕事」「これから人事の仕事」と分けないと、集中できませんでした。
ライターだった私にとっては、人事も初めて、広報も初めて。
ただただ、あたふたする毎日。移行時間になんとなく違和感も覚えていました。
ひとりでまったく違う2つの会社を行き来しているような。
ところが慣れってすごいですね。
今もちゃんとやっているとは全く言えないですが、
2つの業務を行き来することに、まったくストレスを感じることがなくなりました。
どちらの仕事でもシームレスに対応が可能。
人事の仕事をPCで処理し、次に広報の業務で電話、次は人事の事務処理、と
交互にやっても、まったく違和感を感じなくなりました。
ということで、決してオススメしませんが、広報という陽の仕事と、人事という陰の仕事を両方するからこそ、
見えてくることも多いので、実はダブルキャリアを楽しんでいる今日この頃です。