パリで泊まりたいホテルがあります。ホテル カンボンです。シャネルの本店があるカンボン通りにあります。
友人からとてもいいホテルだからと紹介されて2度ほど泊まりました。「朝食が美味しいのよ」と。
ボリュームある朝食こそ豊かだと思っていた
ところが、期待していた朝食ではなかったのです。アメリカンブレックファストぐらいの豪華な食事だと勝手に思い込んでいたからです。
実際はカマンベールチーズ、ゴルゴンゾーラチーズなど数種類のチーズにサラミ、プロシュート、パストラミなどのハムとバゲット。ヨーグルト、フルーツも控えめに。どれもとっても美味しいのですが、思ったほど分量がなく、がっかりしたことを覚えています。
ニューヨークに留学していたこともあり、アメリカンブレックファストこそ、王道の朝食だと思っていました。
オレンジジュース、コーヒー、オムレツ、パン、ソーセージ、ヨーグルト、ポテトなどたっぷりの量が出てきます。
特にオムレツに好きな具を入れてもられるオーダーメイド的なサービスが大好きです。とっても豊かな気分になるから。
少量で美味しいが嬉しい
でも、この年になると趣向が変わってきます。量より質を大事にし始めます。それでふと思い出しましたのが、ホテル カンボンの朝食でした。
ハムもチーズもとても美味しい。フルーツも新鮮で食べやすいようにカットされています。最高の朝食だったなと。
そう思うと急に恋しくなりました。パリに行ったらホテル カンボンに泊まりたいと思っていましたが、朝食のことを考えると、今回は絶対にホテル カンボンに宿泊しようと思いました。
上質こそすべて
実は、糖質制限ダイエットをしてから、チーズやハムのおいしさに目覚めました。量を食べなくなるので、味わうことを覚えたからかもしれません。
カマンベールチーズや生ハムを、少しずつつまみながら、シャンパン、白ワイン、赤ワインを数杯飲めたら、それだけで、心とお腹が満たされます。
あと必要なのは素敵なパートナーぐらいかしら。
年齢を重ねたせいもありますが、大事なのは量ではないですよね。質のいい食べ物が少しずつあれば、それだけで幸せなのです。そういう上質な生活を送っていきたいものです。