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記憶は上書きできる。――スキー場で起きた、関係性の再設計

「今回は、ほんとうに楽しく滑れた」

それが、今回のスキーでいちばんの驚きでした。

これまでのわたしにとってスキーは、
誰かに必死でついていくもの。

置いていかれないように、
迷惑をかけないように、
ちゃんと滑らなきゃ、ちゃんと応えなきゃ——

そんな緊張と一緒にあるものでした。

けれど今回は、最初から空気が違いました。

必死にならなくても、
さりげなく位置を把握してくれる人がいて、
転んでいたら声をかけてくれて、
「中級者コースも一緒に滑ってみる?」
そう自然に思わせてくれる距離感があったのです。

とにかく、たくさん褒めてもらいました。

「え、上手じゃん」
「そこまで滑れたら大丈夫だよ」

その言葉は、無理なく体に入ってきました。
自信は、叱咤や努力ではなく、
安心できる関係性の中で育つものなのだと
あらためて感じました。

元旦那とのスキーの思い出

滑っている最中、
ふいに元夫の声がよみがえりました。

「もっと前傾になって」
「へっぴり腰だよ」
「スピードにのって」

かつては、その声に従うしかありませんでした。
期待に応えられない自分を責めながら。

でも今回は、心の中でこう返せたのです。

「ありがとう。でも、わたしは楽しく滑るよ」

反抗でも拒絶でもありません。
ただ、自分の基準を選び直しただけ。

亡霊のような声は消えなかったけれど、
もはやわたしを支配する存在ではなくなっていました。

関係性が、静かに書き換わった瞬間でした。

わたしは長い間、
「離婚した=愛されていなかった」
そう思い込んでいました。

けれどスキー場で、
いくつもの記憶がよみがえりました。

板を運んでくれていたこと。
毎回、行き先を考えてくれていたこと。
文句も言わず、当たり前のように。

関係は確かに終わりました。
けれど、愛されていた時間が
なかったわけではありませんでした。

白か黒かではなく、
そこには確かにグラデーションがあった。

そう思えたとき、
過去は少しやわらいだものとして
胸に戻ってきました。

「スキーは、夫の期待に応えるためのもの」

いつの間にか、
そんなふうに思い込んでいたけれど、
本当は違いました。

滑ることそのものが、好きだった。
うまくなりたかった。
楽しかった。

それだけの、とてもシンプルな気持ち。

好きという感情と、
評価されたい気持ちが、
絡まっていただけだったのです。

今回、13年間、捨てられなかった
スキーブーツのことも思い出しました。

見返したい気持ち。
執着。
そう思ってきました。

けれど今なら、はっきりわかります。

あれは、愛でした。
嬉しかった記憶と、
好きだった気持ちを、
大事にしまっていただけだったのです。

今回、もう一つ大きな上書きがありました。

ショップで、
わからないことをそのまま店員さんに聞いたのです。

怒られませんでした。
迷惑そうな顔もされませんでした。

「聞いたら怒られる」
そんな前提が、
静かに溶けていきました。

頼る以前に、
「聞いても安全」という感覚。

それが、わたしには
ずっと必要だったのだと思います。

自分が休みたい時に休んでいい

今回は、景色を楽しむ余裕もありました。

一人で滑るのも楽しく、
みんなで滑るのも心地いい。

広すぎないコースで、
離れていても一緒に滑っている感覚があり、
お茶のタイミングも自然と合いました。

「休もう」と言えば、
みんなも休んでいた。

元旦那だったら
「えー、また休んでる」って言われていました。

でも、自分のタイミングで休んでいいんだなって。

帰宅して、いい感じの筋肉痛と、
力を抜いて滑れた二日目を振り返っています。

もう、必死でついていかなくてもいい。
その必要は、最初からなかったのです。

スキーに行っただけだけど、
こんなふうに記憶が上書きされることも、あっていい。

わたしはスキーの思い込みから、
少し自由になりました。

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