アート合宿振り返り④非言語コミュニケーションによる可能性

2023年12月23日〜27日まで、「アート合宿」に参加してきた。

アート合宿で得たものは2つ。

①  絵をはじめとする「表現を取り戻したこと」
② 「非言語コミュニケーション」に対する可能性

今回は②非言語コミュニケーションによる可能性について書きたいと思う。

① 絵をはじめとする表現を取り戻したことについては、前回のブログをどうぞ。

https://ck3.jp/archives/12505

上記のブログでも記したけれど、「絵」とは「わたしそのもの」だった。

だから、絵で表現されていることは、わたしがダダ漏れしている、と解釈ができる。

言葉でなくても伝わっている

これまでも、「あなたの思っていることは、実はダダ漏れている」という話を聞いてきた。

たとえば言葉では「仲良くしましょう」と言っていても、顔が笑ってないとか。

「わたし、辛かったんです」と辛い話をしながら、笑ってしまうとか。

こういうのを、心のしくみ的には「ダブルメッセージ」と言う。

「言葉」と「体で表現していること」に相違があることを示す。

わたしは、辛い話を笑いながらしがちな人だった。

LPLで「ちかちゃん、いま、辛い話してるのに、笑ってるの、わかる?」と指摘されて

初めて気づいた感じだった。

無意識がそうさせているので、つまり無意識からのメッセージが体に出ると考えられる。

実は、あなたも普段からよくやっていないだろうか?

「絵」ならメッセージはシンプル

アート合宿で、自己紹介もそこそこに、わたしの絵をみて「人と人をつなげる人」と言い当てられたように、わたしも他の参加者の絵を見て、感じたことを言っただけで、その人となりを当ててしまうことがあった。

特殊能力ではなくて、たぶん、絵が雄弁に語っているのだと思う。それを見る人が感じとっているだけだ。

と考えると、非言語コミュニケーションに大いなる可能性をそのときに感じた。

*非言語コミュニケーション:言語(会話や文字)に頼らないコミュニケーション。 ノンバーバル・コミュニケーションとも言われる。

心理セッションをしていても思うが、みんながみんな、自分の内面を「言葉」で表現できるわけではない。

「言葉」になって伝えられることは、顕在意識側に上がってきているので、本人にもある程度自覚のあることが多い。

けれど、「絵」がわたしを表現しているのであれば、「絵」を描くことは、言葉には表現できない何かを伝える手段かもしれないと思う。

それに「絵」だと、「伝わらないかも」といういい意味での諦めがあるので、「絵」をみて、自分の心情を読み取ってくれると、とても嬉しくなる。

「言葉」は「伝わるだろう」という期待があるので、伝わらないとがっかりする。

そういう意味では「絵」のほうが、コミュニケーションとしては軽やかな感じがする。

絵から「きらめき」を探してみたい

心理セッションでも、エネルギースケッチで、その人の感じていることを描いてもらうことはある。

それも十分に絵を描くという手法だが、「絵」を見てお互いに感じたことをシェアしあう、というだけでも、相手を感じられる方法だなと思う。

わたしがやりたいのは、クライアントさんの「きらめき」を探すセッション。

もしかしたら絵を描いてもらうことで、その人の「きらめき」を見つけられるかもしれない、と感じた体験だった。

わたしが得意とする「ビリーフ(思い込み)」を解放するセッションは、言葉をたくさん使う。

「言葉だから伝わっているだろう」という思いがカウンセラーにあると、大切なことを見逃す可能性がある。

「絵を描くこと」は、それとは「言葉を使う」とは真逆の立ち位置だからこそ、別の可能性を感じているのかもしれない。

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