「わたしは可愛くない」
そう思ったことはありませんか?
もし、少しでも「うん」と感じたなら、
この記事をそっと最後まで読んでみてください。
あなたがそう信じるようになったのは、
もしかしたら過去の誰かの言葉が原因かもしれません。
「可愛く産んであげたのにね」という母の口癖
最近、母との会話で、こんな言葉を久しぶりに聞きました。
「可愛く産んであげたのにね」
この言葉、小さいころから何度も聞いてきました。
小学生の頃にはすでに、その言葉を「裏の意味」として受け取っていたんです。
「あなたは可愛くない」と、暗に言われているんだ──と。
【ビリーフ】「わたしは可愛くない」
と信じていた理由
「わたしは可愛くない」──
これは、長年わたしが信じてきたビリーフ(思い込み)でした。
- 眉毛が離れている
- 眉がハの字になる
- まつげが短い
- 顔が丸い
- 太っている
そんな理由で、母に「なんでそうなの?」「切ったの?」と聞かれ続け、
わたしはいつしか、自分を
可愛くない存在だと心の底から信じていました。
「それ、事実じゃないですよ」──
ビリーフリセットとの出会い
心理学の「ビリーフリセット」に出会ったとき、
カウンセラーにこう問いかけられました。
「あなたが可愛くない、って……それ、本当ですか?」
衝撃でした。
母が言ってきたことだから、てっきり事実だと思っていたのです。
でも、ワークを重ねるうちに、こう気づいていきました。
「可愛くない」は、母の主観にすぎなかった
- 「可愛くない」というのは、母の価値観・主観だった
- 世界中に「可愛い」の基準はたくさんある
- よく思い返すと「可愛いね」と言ってくれた人もいた
たとえば、友人の話。
目が細いアジア系の顔立ちの彼女は、欧米人のパートナーに
「エキゾチックで美しい」と毎日溺愛されています。
つまり、「可愛さ」って価値観なんです。
だとしたら、**「可愛くない」って、なにを根拠に?**と混乱してきました。
実は、可愛いって言ってくれた人もいた
振り返れば──
- 小学生の頃、3人の男の子に同時に告白されたこと
- 化粧品会社の友人に「肌が吸いつくように綺麗」と言われたこと
- 横顔が美しいと褒められたこと
いくらでも「可愛いね」と言ってくれた人はいたのに、
「わたしは可愛くない」というビリーフが強すぎて、
一切耳に入っていなかったのです。
一番わたしを責めていたのは「脳内おかん」というインナーペアレント
母の言葉だけでなく、
その言葉を「内なる声」として繰り返し自分に言っていた存在──
それが、脳内おかんでした。
ま、いわゆる、インナーペアレントです。
「あんたは可愛くない」
「あんたはダメ」
「あんたなんか」
この“脳内おかん”が、50年以上、
わたしに呪文のように言い続けてきたことに気づいたとき──
腰を抜かすほど、ショックでした。
「え?なに言ってんの?わたし、可愛いけど?」
最近の帰省中。
母がまたこう言いました。
「可愛く産んであげたのにね」
でも、わたしの反応は今までとは違いました。
「え?なに言ってんの?わたし、可愛いけど?」
心の探究を6年以上続けてきた今だからこそ、
そのビリーフは、もう“ただの思い込み”として
手放せていたんです。
可愛いかどうかは、どうでもいい。
わたしが今、心から思っているのは──
「わたしが可愛くても、可愛くなくても、どっちでもいい」
なぜなら、
- 可愛さは価値観でしかない
- わたしの価値とは、まったく関係ないから
大切なのは、わたしがわたしをどう扱うか。
それがいわゆる「自愛」=「わたしを大切にする」ということ。
魔法の質問「それって、本当?」
長年、「わたしは可愛くない」と信じていたけれど、
「可愛くない」とか
「あなたは自分勝手だ」とか
言われても、
今は、こう思えるようになりました。
「あなたがそう思うんですね。……で、それが何か?」
それができるようになったのは、
自分の中にある思い込み=ビリーフに気づいて、
ひとつひとつ丁寧に見つめてきたからです。
【あなたへの問いかけ】その思い込み、本当ですか?
- 「わたしは愛されない」
- 「わたしには価値がない」
- 「わたしはどうせ無理」
- 「わたしは可愛くない」
そんなふうに、
あなたが信じ込んでいることがあるとしたら──
それは、誰かの言葉を“事実”としてしまっただけかもしれません。
ぜひ、一度、心の中で問いかけてみてください。
「それって、本当ですか?」
あなたはあなたのままで、十分素敵です。
誰の基準でもない、あなた自身の目で、
あなた自身を大切にしてほしいと思います。
あなたがいてくれるだけで、この世界はちょっとやさしくなれる。
今日も読んでくださって、ありがとうございました♡