日本では使い勝手が悪いのでトライしていなかったのですが、ゴールドコーストでみんながウーバーのアプリを入れて、自由に行動しているのをみて、私もトライしようと早速アプリを入れてみました。
使い方はとても簡単。最初は名前やメールアドレス、クレジットカードを登録します。するとすぐに使えるようになります。「行き先は?」という画面に、自分の現在地と行き先を入れ、「配車決定」とすると、「ドライバーを探します」という画面になり、その後「5分で来ます」との表示。車が現在地に向かっている感じもアニメーションで表示され、本当にその通りに到着するのです。よくできています。
空港までもウーバーを使ってみましたが、通常なら駅まで60ドルぐらいするところが、ウーバーなら30ドル。日本だとタクシーよりも高いらしいし、たしか、フランスでもそうだと聞いた気がしますが、ゴールドコーストでは、タクシーの半額だし、運転が上手なドライバーが送迎してくれます。友人はいろんな車種に乗れるのが楽しいと言っていました。それも一つの視点だなーと思いつつ。今回は友人が呼んでくれたウーバーを含めると、マツダ、ヒュンダイなどに乗れたので、確かにそれもなかなかできない体験かもしれません。
安いのもそうですが、私は運転のうまさはかなりポイントだなと感じました。会社が終わってから夜の時間を使ってウーバーの運転手をする人が多いと聞きますが、運転が本当に好きなんだなーという感覚が乗っていて伝わってくるような気がしました。前職でタクシーによく乗っていたので、東京のタクシーに比べると、その運転のうまさは格段でした。
簡単にいえば、運転したい人と運転してほしい人とのマッチングサービスですよね。こんな商売を最初に考えた人は、やはりすごいなーと。ウーバーを使うことで、アイドルエコノミーのいう新しい経済概念もしっかり体感できました。
アイドルエコノミービジネスの一種である、Airbnbはまだ体験していないけれど、泊まった友人の言葉は面白かったです。「家に温かみがある」と。「家に家族はいないけれど、冷蔵庫の家族で撮った写真とか、使いかけの調味料とか、家庭がそこにあった感じがあっていいんだよね」。たしかにホテルでは、いくらキッチンのあるアパートメントタイプだったとしても、そういう雰囲気はないので、違う国でも自宅にいるような感覚にさせてくれるという点が、運転が上手なドライバーが送迎してくれるというウーバーとの共通点かもしれません。
アイドルエコノミーですから、余暇や空間を提供する側は「お金を稼がなければならない!」みたいな切迫感がないわけで、タクシーやホテルなどそれをビジネスとしているところにはない余裕があるのかも。それが、ウーバーやAirbnbが快適さを生み出せるポイントかもしれませんね。